不動産売却時の査定価格とは?売り出し価格・成約価格についても解説

2024-07-30

不動産売却時の査定価格とは?売り出し価格・成約価格についても解説

この記事のハイライト
●査定価格とは不動産会社が土地や建物の調査をおこない3か月程度でいくらで売れるのかを予想した金額
●売り出し価格とは広告やインターネット上に掲載されている金額のことで売主側で決定する
●成約価格とは売主と買主が合意して決めた実際の売買金額のこと

土地や建物を売るとき、気になるのが「いくらで売れるのか?」という点ではないでしょうか。
そのため、査定の段階でなるべく高い価格が出ることを望む方も少なくありません。
しかし、不動産は査定時と成約時では、価格が異なるのが一般的です。
今回は査定価格と売り出し価格、成約価格とはなにかについて解説します。
千葉県野田市や流山市、柏市で土地や建物の売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

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不動産売却時の査定価格とは?

不動産売却時の査定価格とは?

まずは、不動産売却時の査定価格について解説します。

査定価格とは?

査定価格とは、不動産会社が土地や建物の調査をおこない、いくらで売れるのかを予想したものです。
3か月程度で成約に至ることを考え、算出された金額となります。
予想や参考となる価格のため、売り出し価格や成約価格とは異なる可能性が高いです。

査定価格を出す2つの方法とは?

不動産の査定価格を出すための方法は、下記の2つの種類があります。

  • 机上査定(簡易査定)
  • 訪問査定

机上査定とは、売主からもらった情報や過去の取引事例などから、査定価格を算出する方法です。
所在地や土地の面積、建物の構造や最寄り駅の距離といったデータから、おおよその金額を出します。
現地を訪問するわけではないので、スピーディーに結果がわかるのがメリットです。
その反面、簡易的な査定となるがゆえにデータ上の情報でしか査定をおこなえないため、精度が低くなりやすいことがデメリットとなります。
訪問査定とは、不動産会社のスタッフが現地に足を運び、売却予定の不動産を調査したうえで結果を出す方法です。
日当たりや周辺環境の良し悪し、高低差や前面道路の交通量の多さなど、データ上では把握できないようなことも考慮し、査定価格が決定します。
騒音や臭気などは、現地に直接いかなければ知り得ない情報です。
埋没物の確認も、売主と一緒に現地を見て、確認すべきポイントとなります。
訪問査定のメリットは、机上査定に比べて精度の高い結果が出せることです。
実際に現地を見て調査するため、成約価格に近い金額を把握できるでしょう。
その反面、デメリットは、金額に比べて結果が出るまでに時間がかかることです。
売却するか決まっておらず、おおよその金額を知りたいときは机上査定、売却することが決まっている場合は訪問査定で、査定価格を知るのがおすすめです。
とくに一戸建ての場合、マンションと異なりさまざまな要因が絡み合って査定価格決まります。
そのため、机上査定より訪問査定が重視されるといえるでしょう。

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不動産売却時の売り出し価格とは?

不動産売却時の売り出し価格とは?

続いて、不動産売却時の売り出し価格について解説します。

売り出し価格とは?

売り出し価格とは、広告やインターネット上に掲載されている金額のことです。
査定価格と、売主の意向を考慮しながら、最終的な売り出し価格を決めていきます。
土地や建物を売却する理由は、相続や引っ越し、まとまった資金の確保など人それぞれです。
個別の事情を考えながら決めていくことはもちろん、手元に残るお金がいくらになるかも考慮する必要があります。
そのため、売り出し価格=売主の希望価格といえるでしょう。
ただし、相場とかけ離れた売り出し価格を設定してしまうと、買主が見つからず売却が困難になる恐れがあるので注意が必要です。

売り出し価格を決める基準とは?

売却時に売り出し価格を決める際の基準は、売却期限です。
いつまでに売りたいかによって、売り出し価格が変わります。
事情があり早く売りたい場合は、スピーディーに申し込みをもらうためにも、安く売りに出す必要があります。
反対に売却期限が決まっていない場合は、少し高めに設定しても良いといえるでしょう。
希望価格で売りに出し、そのまま成約に至れば満足度の高い売却をおこなえます。

注意点とは?

売り出し価格を設定する際の注意点は、あらかじめ上限と下限を決めておくことです。
上限は希望価格のことで、売主側で自由に決めることができます。
しかし、相場とかけ離れた金額を設定してしまうと、成約に至りにくくなるので注意が必要です。
売れるまでに時間がかかってしまい、結果大幅な値引き交渉に応じることになる恐れもあるでしょう。
土地や建物を売る際は、適正価格を考える必要があるため、不動産会社と相談のうえ決定するのがおすすめです。
下限とは、売却しても良い最終的な金額です。
「これ以上は下げない」という金額のことで、上限と同様、不動産会社に相談して決めるようにします。
とくに住宅ローンが残っている場合、完済できる金額がいくらになるかを考えなければなりません。
売却金で残債を完済できなければ、土地や建物を売ることができない(抵当権を抹消できない)ため注意が必要です。

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不動産売却時の成約価格とは?

不動産売却時の成約価格とは?

最後に、不動産売却時の成約価格について解説します。

成約価格とは?

成約価格とは、売主と買主が合意して決めた、売買金額のことです。
売買契約書に記載された金額のことで、取引価格とも呼ばれます。
土地や建物を売る際は、買主が希望価格を提示し、売主が検討したうえで契約に進むのが一般的です。
買主と売主、双方の意向が反映されることになります。

成約価格は売り出し価格と一緒ではない?

成約価格は、売り出し価格と一緒にならないことが多いです。
その理由として、買主の意向を考慮する必要があることが挙げられます。
不動産の売却では、購入希望者から値下げ交渉をされるのが当たり前といっても過言ではありません。
買主の多くは、少しでも安く土地や建物を購入したいと考えています。
「〇〇円以下なら買おう!」と思いながら、不動産探しをしている方もいらっしゃるでしょう。
その結果、最終的には金額下がるケースが多く、売り出し価格のまま売れることはほとんどないといえます。

売り出し価格との乖離率を下げるためのコツは?

先述のとおり、成約価格は買主の意向を考慮する必要があるため、予想していた金額より下がるのが一般的です。
そのため、思うような金額で取引できず、ガッカリしてしまうこともあるでしょう。
売り出し価格との乖離率を下げるためには、適正価格で売りに出すことがポイントです。
適正価格を調べる方法として、類似物件における過去の取引事例を調べることが挙げられます。
類似物件とは、売りたい土地や建物と条件が似ている不動産です。
所在地や築年数、面積や備わっている設備などが同じ家を探し、いくらで成約に至っているのかを調査します。
不動産会社専用のポータルサイト「レインズ」では、過去におこなわれた土地や建物の取引事例をチェックすることが可能です。
不動産会社側で調べることができるので、土地や建物を高く売りたい場合は、不動産会社にご相談ください。

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まとめ

査定価格とは、不動産会社が土地や建物の調査をおこなったうえで、3か月程度でいくらで売れるのかを予想した金額です。
売り出し価格とは、広告やインターネット上に掲載されている金額を指し、査定価格や個別の事情を考慮したうえで売主側で決定します。
成約価格とは、売主と買主が合意して決めた実際の売買金額を指し、売り出し価格と乖離するのが一般的です。
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