マンション売却前のリフォームは不要?有効なケースと費用について解説

2024-10-01

マンション売却前のリフォームは不要?有効なケースと費用について解説

この記事のハイライト
●マンション売却前のリフォームは費用を回収できない可能性が高いためおすすめしない
●あまりにも劣化が激しい箇所はリフォームしたほうが良い場合もある
●とくに水回り設備のリフォーム費用は高額になりやすいため慎重に判断することが大切

マンションを売却する際、リフォームは基本的に不要だといわれています。
しかし、リフォームが有効なケースもあるため、状況に応じて検討することが大切です。
そこで今回は、マンション売却前のリフォームは不要だといわれる理由や、リフォームしたほうが良いケース、リフォームする場合の費用の目安について解説します。
千葉県野田市や流山市、柏市で、マンション売却前にリフォームするべきかご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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マンション売却前のリフォームが不要だといわれる理由

マンション売却前のリフォームが不要だといわれる理由

マンション売却を検討するにあたって、リフォームできれいにしたほうが高く売れるだろうと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、マンション売却前のリフォームは、基本的に不要だといわれています。
その理由として、以下のようなことが挙げられます。

  • リフォームしても査定に影響しない場合がある
  • 費用を回収できない可能性が高い
  • 買主のニーズによる

それぞれの理由について、順番に解説します。

リフォームしても査定に影響しない場合がある

マンションを売却する際には、不動産会社に査定を依頼し、どれくらいの価格で売れるのかを把握しなければなりません。
不動産会社は、物件の築年数や間取り、立地条件、周辺環境、市場相場など、さまざまなことを考慮して査定価格を算出します。
マンションをリフォームして査定を受けても、査定価格が市場相場より高くなるとは限りません。
なぜなら、査定価格は、売却価格を予想して算出するためです。
リフォームしたからといって、市場相場より高い価格で売り出しても、近隣の類似物件の販売価格とかけ離れていると、買主は見つかりにくいのです。
したがって、リフォームしたことによって、かならずしも査定価格がアップするわけではなく、市場相場に近い査定価格になることが多いでしょう。

費用を回収できない可能性が高い

リフォームには、多額の費用がかかります。
先述のとおり、リフォーム費用を上乗せして売り出しても、高く売れるとは限りません。
結局は市場相場に近い価格で売却することになるケースが多く、リフォームにかけたお金は回収できない可能性が高いのです。

買主のニーズによる

中古マンションを購入する方のなかには、安い価格で物件を購入し、自分好みにリフォームしたいと考えている方が少なくありません。
たとえば、売主の趣味で内装や設備を入れ替えても、買主のニーズに合わない可能性があるため、リフォームせずに、物件に見合った価格で売り出したほうが売れやすい傾向にあるのです。

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マンション売却前のリフォームは売れない場合に有効

マンション売却前のリフォームは売れない場合に有効

マンション売却前のリフォームは基本的には不要ですが、売れない場合はリフォームしたほうが良いケースもあります。
そこで次に、マンションが売れない場合にリフォームが有効なケースについて解説します。
以下のようなケースでは、リフォームしてから売り出すと効果的です。

  • 設備や建具などが破損している
  • 安価で修繕できる部分
  • 劣化が激しい

リフォームが有効なケースについて、順番に見ていきましょう。

設備や建具などが破損している

生活に直結する設備や建具などは、使用できる状態であることが前提です。
故障や破損しており、使用に問題がある場合は、リフォームしたほうが売却しやすいでしょう。

安価で修繕できる部分

壁紙が破れていたり、フローリングに傷がついていたりすることもよくあります。
そのような場合は、購入検討者が内見に訪れた際の印象が良くありません。
ご自身で修繕できる程度であれば、修繕しておいたほうが良いでしょう。
床材の小さな傷を補修する補修用部材や、壁紙の剥がれを補修するパテなど、ホームセンターで安価で購入できます。
ただし、壁紙を全体的に張り替えたりすると、先述したように、買主の好みに合わないかもしれません。
こだわる方が少ない箇所で、安価で購入できる部材を使用して補修すると、内見者からの印象が良くなるため、できる範囲の修繕は有効です。

劣化が激しい

購入検討者が内見に訪れた際にチェックされやすいのは、トイレやキッチン、バスルームといった水回りの設備です。
水回りの設備は毎日使用するため、劣化していることが多く、カビや汚れがこびりついていると、購入意欲が損なわれてしまいます。
したがって、劣化が激しい設備は、リフォームが有効です。
このように、マンション売却前には、購入検討者からの印象があまりにも悪い状態であれば、リフォームしたほうが良い場合もあります。
リフォームが必要かどうか判断しにくい場合は、売却前に不動産会社の担当者と相談して検討することをおすすめします。

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マンション売却前のリフォームにかかる費用の相場

マンション売却前のリフォームにかかる費用の相場

マンション売却前のリフォームが有効なケースについて前章で解説しましたが、リフォームする場合はどれくらいの費用がかかるのか、事前に知っておきたいですよね。
そこで最後に、マンションのリフォームにかかる費用の目安について解説します。

リフォーム費用の相場

リフォーム費用の一般的な相場は、以下のとおりです。
水回り
水回りの設備を入れ替える場合は、それなりの費用がかかります。
施工する箇所ごとに、費用の相場を見ていきましょう。

  • キッチン…約30万円~100万円
  • 洗面台…約10万円~50万円
  • バスルーム…約80万円~150万円
  • トイレ…約10万円~30万円(便器の交換)

キッチンは、スタンダードなグレードであれば上記の費用が目安ですが、ハイグレードなシステムキッチンにすると、約50万円~150万円が相場です。
また、トイレを和式から洋式に変更する場合は約20万円~50万円、トイレを新設する場合は約50万円~70万円が費用の目安です。
つまり、工事の内容や、入れ替える設備、使用する材料のグレードによって、費用に差が生じます。
内装
内装のリフォーム費用の目安は、以下のとおりです。

  • 壁紙…約1,000円/1㎡
  • フローリング…6畳間で約10万円

内装についても、使用する部材によって変わります。
費用を抑えたい場合は、リビングの壁紙だけを張り替えるなど、リフォームする箇所を絞ると良いでしょう。

想定より費用がかさむこともあるため注意が必要

リフォーム工事をおこなう際に欠陥が見つかったり、当初の予定より作業が増えたりして、追加料金が発生することも少なくありません。
また、リフォームを始めると、よりグレードの高い設備を導入したくなる方もいらっしゃいます。
とくに水回りの設備をリフォームする場合は、費用が想定より高額になりやすく、「こんなにかかるとは思っていなかった」といった事態になることもあります。
したがって、リフォームする際には、見積もりをとったうえで慎重に判断することが大切です。
内見時の印象を良くするためであれば、大がかりなリフォームをおこなうのではなく、ハウスクリーニングやホームステージングなどを検討しても良いでしょう。

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まとめ

マンション売却前のリフォームは、費用の回収ができないことや、買主のニーズに合わないなど、かならずしも有効な手段であるとは限りません。
しかし、場合によっては、リフォームしたほうが内見時の印象が良くなり、早期売却に繋がる可能性が高まることもあります。
とはいえ、リフォームには高額な費用がかかるため、どこまでの工事が必要なのかを慎重に考え、売却前の出費をなるべく抑えて売却成功を目指しましょう。
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